開業の通知を受けた場合、時機を逸しないようにお祝いの挨拶状を出します。
先方様の壮挙を祝して、成功と発展を祈るような文面にし、喜びをともにする気持ちをこめて書くことが大事です。
既に行っている事業の拡大で新店舗を開店する場合にもそれなりの不安・リスクも背負っていますが、新規に事業を開始する場合には、それにも勝る不安を抱いていることでしょう。
ですから、将来的な心配をしたり、マイナスイメージに繋がるような表現と文章は避けたほうがいいと考えます。
励ましの言葉を入れて、開業に至る労苦をねぎらう言葉もおりこんで、前途洋々な内容にまとめます。
知人へ開業のお祝い
拝復 爽涼の候、ますますご壮健の趣、大慶に存じます。
さて、このたびは、かねてよりご計画中とうかがっていました歯科医院開業に際しまして、丁重なるご挨拶状をいただき、まことにありがとうございました。
まずは衷心よりお祝いを申し上げます。
貴殿の、豊かなご経験に加えてその温厚なお人柄、必ずや大成するものと確信しております。
今後とも研鑽につとめられ、地域医療の活性化と住民の皆さまの健康のために邁進されてください。
大いに期待しております。
謹んでご繁栄とご発展を祈念し、略儀ながら書中をもちましてお祝い申し上げます。
敬具
友人へ開業祝い
○○様、菓子店開業、おめでとうございます。
このたびめでたく開業の日を迎えられた由、いただいたご案内状を感激の面持ちで拝見いたしました。
いつか手作りの菓子店を出したいとおっしゃっていたあなたの夢が実現されましたね。
パティシエを目指して料理学校をご卒業、△△ホテルの厨房を経てフランスへご留学、綿密な計画と周到な準備のもとのご開業と思います。
あなたの並々ならぬご努力と豊かなご経験に加え、時流を捉えたセンス、必ずやご成功するものと信じております。
お祝いに別便にて花をお送りしました。
少しでも華やかな店先のお手伝いになっていたらよいのですが。
近いうちにお伺いするつもりですが、とりあえず書中をもってお祝いを申し上げます。